前の日からなんかお腹の感じが違ってて、
「明日かもしれん」って、直感でピンッと来とったんよね。
夜になってくると、どんどん感覚が短くなってきて
痛みも強くなってきて…
わたしがうーうー言っとるの見て、
夫も夜中やのに起きてくれようとしたんよ。
でも、
「今から何時間かかるかわからんし、お昼までかかるかもしれんし…」
って思って、
夫の体力も心配で、「寝といて」ってお願いしたんよ。
それでも途中で何回も起きてくれて、背中さすってくれて。
やさしすぎて、これは起こしてしまう…って思って
トイレにこもって一人で、陣痛にただただ耐えとった。。
妊娠して初めて知ったんやけど、
陣痛って、痛みが来た時点じゃなくて、「間隔が10分以内になってから」なんよね。
しかもわたしがお世話になった病院、
わりとスパルタで(笑)
7分切っても、「まだまだだと思うから来ないで」って電話で言われたんよ!
来てまだ子宮口開いてなかったら帰ってもらわんといけんけぇって、、
夜中で冬やし、行って追い返されるのは絶対絶対イヤで…
気がついたら朝方、3分切るまで我慢しとった。
(我慢強いにもほどがあるわ!って自分でもツッコんだ)
朝方に病院とタクシーに電話して、パパ起こして出発!
着いたらもちろんそのまま分娩室へ直行。
そこから5時間で、わたしの宝物が生まれてきてくれた。
その間ずーっと、パパが腰押してくれとって…
途中ゴルフボールも試してもらったんじゃけど、
「やめてぇぇぇ!」って叫んだの、今でも笑える(笑) 自分で頼んどいて(笑)
ゴルフボール、私には合わないというか、地獄でした。
最後の方は体力も尽きそうで、酸素マスク装着。
声も出んくらいになってたけど…
無事に赤ちゃんが生まれてきてくれて、
気づいたら、わたしより先に泣いとったのは夫やった。
今思い出しても、涙が出る。
入院中もね、
どんなに忙しい日でも毎日10分でもお見舞いに来てくれて、
「夜泣きで寝れん…」って言ったら
テレビ電話で励ましてくれたり、
甘いもん差し入れてくれたり…
毎日わたしと子どもに会いに来てくれた。
新しい命が教えてくれた、夫婦の絆。忘れられん時間じゃった。
そして、同じようにがんばったママたちに、心から拍手を送りたい。
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